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訂正は12日まで可能
【2】で【星月夜】のメンバーと参加
今日は風樹と宥お兄さんの奢りでパフェを食べるの
でもお昼食べてからだって言われちゃった
だからちょっとだけサンドイッチを食べるの
「私は雪ちゃんとおっきいパフェ食べるんだ!」
パフェが運ばれてくると、もうワクワクが止まらないの
品物はフルーツタワーパフェ。雪ちゃんと目を輝かせて…
だって、すっごく美味しそうなんだもの
「いっただきま~す!」
「あれ?風樹はコーヒーだけじゃなかったの?」
「人が食べてるのって美味しそうだよね?」
「宥お兄さんのも美味しそう!」
「ミルお兄さんのはどんなパフェ?」
ちょっと味見してみたいな?何て思いながら…
甘くて冷たい極上の味を味わっちゃおう!
今から7年前の雨月家。
メイド達が慌しく走り回り、緊迫していた。
今まさに、1つの命が生まれようとしていたからだ
別室には、先代頭首である雨月蓮杖を初めとする雨月家男子が集まっていた。
「少し時間が・・・かかっていますね」
心配そうに先代に話しかけたのは、現頭首雨月風花の夫、那月
「確かにな。だが案ずることは無かろう」
気遣うように微笑む彼を見て那月は、そうですね。と少し力を抜いた
「・・・なぁ、那月。庭に猫・・・」
隣に座っていた男の子に呼ばれて庭を振り返る
男の子の名は風魔風樹。雨月家とは縁のある家の息子だが、
とある事件で両親が他界。今は彼と風花が、親代わりとして育てていた
庭を見た那月は、集まっていた猫-黒猫-にぎょっとなった
先代もその様子を見るが、ふっと笑う
「風花の時と同じだ。お前達の子も高い能力を持って生まれてくるようだな」
「高い能力・・・灼滅者として、ですか?」
那月の答えに頷く先代。そしてそっと息をつく
「何としても守らなければな。風樹と同様に、学園に入るまでは・・・」
そして女の子が誕生する
名前は先代の1文字と母親の1文字を取って『蓮花』
雨月家では『蓮の君』と呼ばれるようになるのだった・・・