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さようならはいつも突然にやってくる
可愛がっていた動物の死
転校していく友達
とても寂しかった
とても悲しかった
だけど自然とこれらは癒される
なのに……
なのになぜかな?
大好きって思ってた人の言った「さよなら」は
心にぽっかり穴をあけて
なかなか癒えなくて
暗い道を歩くしかなかったの
暫くの間、暗い道をただ泣いて歩いていると
うっすらと光が見えてくる
「蓮……大丈夫だ。俺が側にいる」
そっと手を伸ばすその光は
ずっとずっと離れていて
忘れていた光だった
「俺はお前を裏切らない。お前が大人になるまで俺は側にいるよ」
光はゆっくりとほほ笑んで人の形になる
「……!」
私はその光の名前を言って飛びついた
その光の側にあった光達も微笑みながら人に変わる
うん、そうだったね
私は一人じゃなかったよね?
皆がいたんだ…
忘れていたのに側にいてくれたんだ
「ありがとう…」
ようやくそれを言葉にすると
心の穴はゆっくりとふさがっていた
ありがとう…
もう大丈夫だよ
私はもう逃げないし諦めない
前を向いて歩くよ
私の幸せだけを願って
側にいてくれた義兄が教えてくれたことだから
ありがとう……